全身が暗色の海鳥で、海上で過ごし、離れた火山島で繁殖します。暖かい海で、夜に浮上する発光魚を主に食べるとされています。
全身が暗色の小型のミズナギドリ類です。
アゾレス諸島のビラ小島で、アナドリの繁殖調査が2002年から2012年まで続きました。研究者は繁殖期に巣穴を調べ、親鳥を捕まえて識別し、羽やくちばしなどを測定。ひなにも標識を付け、毎年どのつがいが繁殖したかを追いました。遺伝子の解析では、91羽の成鳥を調べています。
調査対象の個体群では、近親交配や遺伝的な多様性が急に失われた証拠は見つかりませんでした。つがいも遺伝的に近い相手や体格の似た相手を選ぶ傾向を示さず、繁殖経験の長さも相手選びと結びつきません。さらに、つがいの別れはごく少なく、観察された別れの多くは強制された可能性が高いとされました。個体記録と遺伝子の両面から、小さな繁殖地のつがい形成を調べた研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
小さな繁殖地の変化を捉えるには、巣ごとの繁殖記録と個体識別を長く続けることが役立ちます。著者らは、個体数の少ないほかのミズナギドリ類でも、つがい相手を選ぶ傾向が弱まるかを調べるよう提案しています。