南部アフリカに分布するジャコウネコの仲間です。背の中央に続く黒い線と、明るい灰白色の毛が特徴で、草地やまばらな林、茂みなどを利用します。
体毛は明るい灰白色で、背中の中央には黒い線が途切れずに走ります。後ろ足も濃い色です。
フェリナジェネットは、南部アフリカにすむジャコウネコの仲間です。夜を中心に活動し、南アフリカのグレートフィッシュ川自然保護区では、茂みや川沿いの木立を利用して暮らします。
二〇二四年に公表された研究は、この保護区の十五匹の動きを発信器で追ったものです。調査は二〇〇五〜二〇〇七年、二〇一〇〜二〇一一年、二〇一七〜二〇一九年に行われ、首輪の信号から動いている時間と休む時間を分けました。夜の中のどの時間帯に動くかまで調べています。
寒く乾いた四〜九月には、夜の早い時間に活動が集中し、二十〜二十一時ごろを頂点に、その後は明け方へ向けて動きが減りました。暑く雨の多い十〜三月は夜を通してよく動き、夜の前半と後半にゆるやかな山がありました。著者らは、寒い時期の活動の減少が体温を保つことに役立つ可能性を挙げています。同じ夜行性の暮らしにも、季節に応じた時間の使い分けが見えてきます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二〇二四年の研究者らは、南アフリカのアルバニーの茂み地帯で、川沿いの林の複雑な植生を保つことを勧めています。より開けた場所でも木立や茂みを残すことで、この種が活動する場所と時間を調整しやすくなり、川沿いにすむ別種のジェネットとの競合を和らげられる可能性があると述べています。