黄色い眉斑と二本の翼帯を持つ小さなムシクイです。シベリアのタイガで繁殖し、主に東南アジアで冬を過ごします。
背は緑色、下面は白または灰白色です。黄色い眉斑の上下を濃い線が縁取り、翼には黄色い線が二本あります。
キマユムシクイはシベリアで繁殖し、通常は南アジアで冬を過ごします。ところが西ヨーロッパでは、この小鳥が秋に見つかる例がこの30年ほどで増え、北欧からイベリア半島まで多くの記録が続いています。渡りの道から外れた個体が増えたのか、新しい道を作り始めたのかが研究者の問いになりました。
研究者たちは、ヨーロッパでの記録や標識個体の再発見を集め、迷行と定期的な渡りを比べました。現在の証拠では、ヨーロッパに現れる鳥の多くは迷行個体と考えられます。一方で、南ヨーロッパや北アフリカで冬を越す記録も増え、新たな渡り道の可能性が議論されています。ヨーロッパでは、秋の記録に比べて春に見つかる数が少なく、場所によって秋の記録の約1〜2%です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
研究者は、新しい渡り道が定着したと確かめるには、ヨーロッパへ来た個体が生き残り、繁殖地へ戻り、子も同じ道を使う証拠が必要だと説明しています。ヨーロッパの記録数は観察者の活動や報告の偏りにも左右されるため、各地の標識記録や繁殖の確認が手がかりになります。