ヤマオナガテンレックは、マダガスカル北東部のアンジャナハリベ南部とマロジェジの山地林で記録されたテンレックです。採集記録は標高1,225〜1,950mに及びます。
上側は灰色がかった濃い茶色、腹側は銀灰色や黄褐色が混じる茶色です。耳は大きく、尾は上側が濃く下側が明るい茶色で、白い先端をもつ個体もいます。
1998年の原記載では、標高1,550〜1,950mの山地林と上部山地林のうち、湿った谷底、竹が優占する斜面、尾根で採集されています。標高1,550mでは、木の根元の穴の入口付近の地面に置いたSherman trapで本種1標本が捕獲されました。2000年刊行のマロジェジ報告では、1996年の落とし穴式わな調査で、標高1,225〜1,875mから本種20件の捕獲が記録されました。
背中は濃い茶色で、腹側はやや明るくなります。尾は頭から胴までの長さより長く、原記載の計測標本5匹では、尾の長さは頭胴長の1.2〜1.4倍でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。