マダガスカル北西部にすみ、オスとメスで毛色が違うキツネザルです。
オスは暗褐色から黒色、メスの体は栗色から金褐色です。顔の周りの長い毛もオスは黒く、メスは白っぽくなります。
ノシベ島のロコベ森林で、研究者たちはクロキツネザルの一群を1992年9月から1994年8月まで観察しました。記録は昼561時間、夜472時間におよび、食べ物や食べる高さに季節と昼夜の違いが見つかりました。
食事の中心は昼も夜も果実でしたが、昼は夜より多くの種類を食べ、葉もよく利用しました。熟した果実が少ない3〜6月には、食べる時間の割合が昼夜とも最も低くなりました。8〜10月と12月には、昼より夜に食べる時間の割合が高くなりました。
食べる高さにも違いがあり、昼は地上2〜15メートルの枝葉の層、夜は15メートルを超える木の上部で食べることが多くなりました。クロキツネザルは、果実の季節と昼夜に合わせて食事場所を変えていました。
IUCNレッドリスト(IUCN SSC Primate Specialist Group) · 絶滅危惧(Endangered, EN) · 世界全体
IUCNレッドリストの世界評価では、クロキツネザルは絶滅危惧(EN)です。評価日は2018年5月7日、公表は2020年で、個体数は減少傾向と判定されました。3世代で50%を超えて減った可能性が示され、森の減少・分断、狩猟、ペット用の違法な捕獲が脅威に挙げられています。