カササギフエガラスは、豪州の公園や開けた林で見られる白黒の中型鳥です。背の模様は性別と地域で変わります。
体はがっしりし、くさび形の太いくちばしを持ちます。オスは後頭部・肩・尾の上側が白く、メスは灰色のまだら模様が出ます。
オーストラリア西部の都市公園で暮らすカササギフエガラスを対象に、暑さと飛行機の音が採食や警戒行動に与える影響を調べました。野外の群れに、背景音または飛行機の音を流し、暑さがある条件とない条件を組み合わせて比較する実験です。音の条件には、パース空港から飛び立つ飛行機の録音が使われました。
暑さと飛行機の音は、それぞれ単独でも採食時間を減らし、周囲を警戒する時間を増やしました。二つが同時に重なったときは、その行動の変化がどちらか一方だけのときより大きくなりました。都市で暮らす野鳥が受ける環境の変化は、ひとつずつではなく組み合わせて考える必要があると示す研究です。群れごとに行動を記録し、条件の違いを比べました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
暑さと騒音が同時に起きる環境では、野鳥が採食に使える時間がさらに減ることがあります。都市の緑地を保つ際は、木陰をつくる場所と静かに過ごせる場所の両方を確保し、複数の環境要因を一緒に考えることが、カササギフエガラスを含む野鳥の生息環境づくりに役立ちます。