ミヤマオウムは、ニュージーランド南島の山地に暮らすオウムです。黒い縁取りのある緑色の羽と、橙赤色の翼の下面が特徴です。植物と動物の両方を食べ、季節によって利用する標高が変わります。
オスとメスはともに黒く縁どられたオリーブ緑の羽をもち、翼の下面は橙赤色で、風切羽には黒と黄色の縞があります。
ミヤマオウムは、ニュージーランド南島にすむケアと呼ばれるオウムです。山地のほか、森や海に近い場所にも暮らします。好奇心が強く、物を動かしたり、仕組みを確かめたりする行動を見せます。野外でも仲間と遊び、食べ物を探し、果実を食べて種を運ぶ役割も担います。
人の建物や持ち物にも関心を示しますが、その行動が危険との接点にもなります。古い屋根などに使われた鉛を口にし、中毒になることがあります。人から食べ物をもらう経験は、車や建物へ近づく行動にも結びつきます。車との事故や、人との摩擦も保全の課題です。
地面で巣を作るため、オコジョや野良ネコなどによる捕食も受けます。保全では、こうした動物への対策と、建物の鉛を減らすこと、人の食べ物へ近づく機会を減らすことを合わせて進めます。2024〜2034年の回復戦略は、山から海までの生息環境で、関係する人々が協力する方針を示しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オコジョや野良ネコなどによる捕食、鉛中毒、車との事故、人からの給餌などが脅威です。回復戦略では、生息環境全体で捕食動物への対策や人の影響を減らす取組を進める方針が示されています。