アラスカやカナダ、米国北部の森林に暮らすイタチ科の動物です。
脚は短く、丸い耳と木登りに役立つ曲がった爪があります。毛は黄褐色で、脚と尾は濃い色、のどには白か黄色の斑があります。
米国バーモント州南部のグリーン山地国有林では、2019〜2021年の冬にアメリカテンのカメラ調査が行われました。40の調査区に238台を設置し、93台でテンを確認。調査区ごとに一度だけ設置する方法では、動物がいる確率と、カメラが実際に写す確率を分けて推定しました。
解析では、樹冠に覆われたカメラ地点ほどテンの利用が多い傾向があり、放獣地点から遠いカメラほど検出しにくくなりました。この地域では、森林の覆いを保つことと、調査地点の距離を考慮した長期監視が、分布の回復を追う手がかりになります。各調査区は、オスの平均的な行動圏に近い5平方キロメートルに設定されました。調査区全体とカメラ地点の利用を分けて推定しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
バーモント州南部の調査では、テンのカメラ地点の利用は樹冠被覆と正の関係を示し、放獣地点から離れるほど検出確率が下がりました。州の調査地で森林被覆を保ち、検出しやすさを考慮した監視を続けることが、南端域の利用状況を追ううえで重要です。