クロステナガザルは、黒い毛と長い腕をもつテナガザルです。スマトラ島の西にあるメンタワイ諸島の樹冠で暮らします。
尾はなく、体つきは細く、腕は長いです。あごの下には、鳴き声を響かせる喉袋があります。
インドネシア西スマトラ州シベルト島のボジャカン・リゾートで、2018年11月から2019年1月に研究者がラインセンサスを行いました。15本の2km調査線を5人で歩き、各線を2回調べました。調査は午前6時30分から午後3時まで行い、毎日一つの線を歩いて見た群れの位置と構成を記録しました。クロステナガザル77頭を25群で記録し、個体密度は1平方kmあたり12.8頭、群れ密度は4.2群と推定しました。
平均群れサイズは3.08頭で、子どもを含む群れも確認されました。研究者はサバンナでの地上移動と採食を観察し、人の活動による妨げも報告しました。記録された個体数と群れの構成は、ボジャカンの森に暮らすクロステナガザルの現地資料です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ボジャカン・リゾートではクロステナガザル77頭、25群が記録され、人の活動による妨げも報告されました。著者らは国立公園によるモニタリングと巡回を勧めています。