水辺の枝に袋状の巣を編む小鳥です。ヨーロッパからアジアに分布し、ヨシ原や湿地の植物の間で餌を探します。
オス成鳥は、淡い灰色の頭と目を横切る黒い帯、赤褐色の背が目印です。
ニシツリスガラは、水辺の枝に植物繊維を編んだ袋状の巣を作ります。繁殖ではオスとメスが卵を温めたり、ひなを育てたりしますが、親の一方が巣を離れて別の繁殖を試みることもあります。
ハンガリー南部で三年間巣を追った研究では、メスは最初の巣を離れた後、次の巣でも同じ行動をとる傾向がありました。オスの行動は季節で変わり、早い時期の巣では全てが離れ、遅い時期にはひなを世話するオスもいました。この種はオスとメスとも繁殖期に複数の相手を持ち、一つの巣では通常どちらか一方が卵を温め、ひなを育てます。調査報告では、雛の28〜40%が両親に見捨てられ、育たない例も示されています。親の世話を受ける場合も、オスとメスの両方ではなく、巣ごとにどちらか一方が抱卵と育雛を担います。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
フランス南部カマルグ地方の1830〜2009年の記録を調べた研究では、専門的な生息環境を使う鳥の割合が長い期間に減りました。ニシツリスガラは、その環境を使う種として研究に挙げられています。