西アフリカに分布するヒヒの一種で、セネガルの自然公園では野生群の生態が調べられています。
顔は黒く、毛がなく、犬のように長い口先があります。オスはメスより体が大きく、首の後ろや肩の毛がより厚くなります。
セネガルのニオコロ・コバ国立公園に暮らすギニアヒヒは、シメンティ周辺で季節ごとに行動範囲や一日の移動距離を変えます。ギニアヒヒの分布域は他のヒヒ種の地域より雨量の季節差が大きく、雨季の行動圏の中央値は27.4平方キロ、乾季は19.1平方キロでした。雨季の一日の移動距離も平均4.4キロで、乾季の3.5キロより長くなりました。2010年には乾季の行動圏の方が広くなりました。
ギニアヒヒは複数の群れが重なり合う多層的な社会をつくり、そのまとまり方はハマドリアスヒヒに似ています。一方、二種が暮らす環境は大きく異なります。食べ物の成分は他のヒヒ種と同じ範囲にあり、群れの暮らしと食事の両方に特徴があります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ニオコロ・コバ国立公園の個体群では、行動範囲と移動距離が季節で変わります。季節をまたいで群れが使う生息地を保つことが、地域の保全に役立ちます。