コヒクイドリはニューギニアに暮らす飛べない鳥です。パプアニューギニアの山地調査では、果実が一年を通して食事の大半を占めていました。
ヒクイドリ類の中では小型で、黒い粗い羽毛と頭のかぶと状の突起が特徴です。
コヒクイドリは、ニューギニアの山地などに暮らす、飛べない鳥です。三種いるヒクイドリ類で最も小さく、首から垂れる肉の飾りを持ちません。森の地面に落ちた果実のほか、キノコや小さな動物なども食べます。果実をのみ込んで歩く暮らしは、木の種が元の場所から離れるきっかけになります。
1995年に報告された野外研究では、食べられる前の種に目印を入れ、鳥のふんから三十個を再発見しました。この調査で運ばれた距離の平均は388メートルでした。種は平らな場所や、元の木より坂の上へ運ばれる傾向があり、鳥が歩く道や休む場所が、種の行き先に関わっていました。
山の森では、斜面の下へ落ちる種を、鳥が別の方向へ運ぶ働きもあります。木の周りに集まりやすい種の一部が、果実を食べる鳥とともに移動します。コヒクイドリの減少は、鳥の姿が減ることに加え、果実と鳥がつながる森の暮らしにも関わります。すみかと、そこで種を運ぶ鳥の両方を守ることが大切です。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 低懸念(LC) · 世界
森林の減少や狩猟などが脅威です。強い狩猟圧のある場所では少ないことが報告されています。森と果実を食べる鳥の関係を保つため、狩猟を管理し、地域の人と協力する保全が求められています。