アルバートコトドリは、オーストラリア南東部の限られた湿った森林にすむ、茶色の長い尾を持つ鳥です。オスは尾を前へ広げ、他の鳥の声をまねた鳴き声を交えて求愛します。
全体は赤みのある栗色で、腹側は少し淡く灰色がかっています。オスの尾には細い羽やリラ形の飾り羽が伸び、メスの尾は短く先細りです。
アルバートコトドリは、オーストラリア東部の限られた湿った森林に暮らします。オスは込み合ったつるの間に求愛の場所を作り、尾羽を頭の上へ広げます。細いつるをふんで揺らす動きもあり、歌と踊りに、森の植物の揺れが加わります。舞台になる下草やつるも、求愛の一部です。
姿を追い続けるのが難しい鳥のため、研究では録音装置や、動きに反応するカメラが使われます。鳥がいる場所に人が立ち続ける方法に、残された声や映像を確かめる方法が加わります。森の奥で行われる求愛や、母鳥と子の姿も、こうした見守りで捉えられています。
森林が減って小さく分かれることや、林業、外来植物などによる環境の変化が脅威です。ニューサウスウェールズ州の保全では、湿った森林を守り、離れた林をつなぐ回復や、火災、捕食動物への対策などが重視されています。落ち葉の下で餌を探し、森で子を育てる場所を残す取組です。
ニューサウスウェールズ州の保全区分 · 州内で絶滅の危険がある(Vulnerable) · オーストラリア・ニューサウスウェールズ州
森林の減少と分断、林業による森林の変化、外来植物、火災などが脅威です。州の回復方針では、湿った森林の保護と回復、林をつなぐこと、捕食動物などへの対策が挙げられています。