英国の農地や草地で見られる、ハート形の顔をもつフクロウです。
英国で見られる個体は、顔と体の下面が白く、背中と翼には淡い茶色や灰色の模様があります。
メンフクロウの白い羽は、獲物の動きにも関わります。スイスで行われた室内実験では、満月に似せた明るさの下で白いメンフクロウの剥製を見せると、ハタネズミは赤茶色の剥製を見た時より長く動きを止めました。白い羽に油脂を塗って光を反射しにくくすると、その停止時間は短くなりました。
2019年の論文は、ローザンヌ周辺で2015年に捕らえた24匹と、2016年の23匹を使った実験を報告しています。飛ぶ姿の剥製を糸でつるし、斜めに張った線に沿って動かして、近づく鳥を再現しました。同じネズミに羽の色と明るさの組み合わせを変えて見せ、動きを映像に残しています。満月に似せた条件では、白い剥製に向けて動きを止める時間が赤茶色の場合より平均約5秒長くなりました。2016年に白い羽の反射を抑えて行った比較は、光を反す羽と獲物の反応との結び付きも示しています。夜の狩りでは、羽の明るさが獲物が動きを再開するまでの時間に関わる可能性があるのです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ハンガリーで行われた保全研究では、教会の塔に付けられた外向きの巣箱と、塔の内部で育ったメンフクロウのひなを比較しました。1995〜2003年の足輪記録を使った分析では、親から餌をもらう時期を過ぎた若鳥について、巣箱育ちの方で最初の年の生存曲線が低くなりました。著者らは、ひなが飛ぶ練習をできる空間に着目し、塔の一部を鳥に開け、建物を使う人の空間と分ける方法を提案しています。巣の数に加え、巣立ち前後に使える場所も考える、この地域の保全案です。