アカビタイキツネザルは、マダガスカルの森林にすむ樹上性のキツネザルで、果実や葉を中心に食べます。
オスの毛は灰色から灰褐色、メスは赤褐色です。目の上の淡い模様は両方にあり、オスの頭頂は赤みを帯びます。
マダガスカル西部キリンディ森林の調査地で、2014年4月から9月にアカビタイキツネザル4群31頭の集団移動が観察されました。60ヘクタールの乾燥した半落葉林で、研究者は朝と午後に群れを追い、誰が動き始め、仲間がいつ続くかを記録しました。
167回の移動を分析すると、仲のよい個体同士は続けて出発し、先導役の近くにいた個体も早く後を追いました。メスは先頭、幼獣は中央、オスは後方に位置する傾向がありました。幼獣は成獣に囲まれる中央の守られた位置を進み、年齢や性別ごとの違いも移動の列に表れました。個体の出発順は固定されず、仲間との結びつきと、その時の距離の両方で変わりました。近くにいる個体ほど先導役の後を早く追いました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
キリンディ森林の60ヘクタールの乾燥半落葉林では、2014年4月から9月まで4群31頭が観察され、167回の集団移動が記録されました。個体が動き始めると、仲のよい個体や近くにいた個体が続いて出発しました。移動の順序には年齢や性別も表れ、メスは先頭、幼獣は中央、オスは後方に位置することが多くありました。著者らは集団移動を群れのまとまりを保つ重要な行動と位置づけ、親和関係と出発時の距離の双方が次の個体の出発に関わると示しました。近くにいた個体ほど先導役のあとに早く続き、移動の順序には年齢や性別ごとの違いも表れました。この記録は、群れが一緒に動く仕組みを知る地域資料です。対象は西部マダガスカルの4群でした。