草の茂る山の林で、地面を跳ねながら虫を探す鳥です。
オスは頭の上が茶褐色で、顔から胸は赤みのあるオレンジ色です。メスの顔や胸は、オスより落ち着いたオレンジ色です。
コマドリは東アジアの島々で繁殖し、伊豆諸島にも集団がいます。伊豆の鳥は羽色や生態が本土の鳥と違うとされます。2023年に公表された遺伝子研究では、DNAの種類を分けて島と本土の集団を比べました。核DNAの結果は、伊豆と本土の集団が比較的新しく分かれたことを示しました。
母親から受け継がれるミトコンドリアDNAでは、広い地域に共通する系統と、伊豆で少数だけ見つかる系統の二つが確認されました。伊豆の集団には、核DNAと母系のDNAで異なる歴史の手掛かりが残っています。伊豆集団のDNAには、本土との近年の分化を示す核DNAと、島で少数だけ見つかる母系の系統がともに表れています。研究者は核DNAとミトコンドリアDNAを同じ伊豆・本土集団で調べ、二つの系統の分かれ方を比較しました。
環境省 第5次レッドリスト(鳥類) · タネコマドリ亜種のみ絶滅危惧Ⅱ類(VU) · 日本;Larvivora akahige tanensis
環境省の第5次レッドリスト(鳥類、2026年公表)では、コマドリの伊豆諸島亜種タネコマドリ(Larvivora akahige tanensis)が絶滅危惧Ⅱ類(VU)に区分されています。この評価は日本国内の亜種を対象とし、リスト公表日は2026年3月17日です。個別の評価実施日と個体数動向は資料に記載されていません。