人の住む街や農場にすむ小鳥です。オスとメスで顔や胸の模様が違い、オスには黒いのどの模様があります。
オスは白い頬と黒いのどの模様を持ち、メスにはこの黒い模様がありません。背中には黒い筋があります。
イエスズメは群れで餌を探し、仲間が食べる場所へ後を追って移ることがあります。自分から新しい場所へ向かう鳥もいます。餌探しには、群れの中でのつきあい方の違いも関わっています。
オーストリアのウィーンでは、二〇一三~二〇一四年、十羽ずつの群れを使い、箱の下に隠した二か所の餌を見つける実験をしました。先に普段の餌場で誰が誰を追うかを調べ、二羽には別の群れで、印のある箱の下から食べる経験をさせてから戻しました。餌が隠されると、九つの群れは、どちらの場所からも食べました。
最初に利用された餌場へ広がる順番は、あらかじめ調べた仲間のつながりと関係していました。そこには多くの鳥が集まり、もう一方より餌も多く食べられました。また、最初に食べ始めた鳥は、普段から他の鳥を追う頻度が低い傾向にありました。仲間について行く行動と、自分から踏み出す行動が、群れの餌探しで異なる役割を持っていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ロンドン郊外の十一か所を扱った二〇一九年の研究では、二〇〇六~二〇〇九年に血液などを調べ、鳥のマラリア原虫の感染の強さと冬の生存との関係を解析しました。血液中の原虫が多い個体ほど、足輪の再確認から推定した生存率が低く、若い鳥で感染が強い地域ほど、繁殖個体の減少も大きい関係がありました。地域の減少を理解するには、鳥の数とともに、感染の強さや健康状態を継続して調べることも重要です。