シロカモメは翼の先まで淡い色をした大型のカモメです。若鳥には成鳥と異なる模様があります。
成鳥は白い頭と体、淡い灰色の背と翼を持ち、翼の先まで黒くありません。若鳥には褐色の筋模様があります。
シロカモメは北極圏の海岸で暮らし、魚や海岸の食べ物などを利用する大型のカモメです。海の環境状態を知る手掛かりになる種とされています。スバールバル諸島のロングイェールビーン近く、アドヴェントフィヨルドで2018年5月に集めた成鳥21羽の胃を調べると、3羽(14.3%)から1ミリを超えるプラスチック片が見つかりました。
見つかったプラスチックはポリプロピレンとポリスチレンで、赤外線を使うFTIR法で素材を特定しました。胃の試料でプラスチックを確認したのはシロカモメでは初めての報告でした。スバールバルでは1994年以来、本種のプラスチック摂取を調べた研究がありませんでした。この調査は北極圏の海鳥を比べる新しい基準を示しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
スバールバルで採集された成鳥21羽のうち3羽からプラスチック片が見つかり、素材はポリプロピレンとポリスチレンでした。同じ地域で胃の試料を調べ続けると、シロカモメが取り込むプラスチックの種類や割合の変化を比べられます。