ボルネオ島の川沿いや沿岸の森林にすむサルです。オスの大きな鼻がよく目立ちます。
オスはメスより大きく、鼻も大きく突き出します。おとなの頭や肩には赤みのある毛があり、手足と尾は灰色です。
マレーシア領ボルネオ島のサバ州北西部で、テングザルの分布と生息地をボートで調べる研究が行われました。2022年から2025年1月までに、トゥアラン、コタブル、クダッ、コタマルドゥ、ピタスの5地区18か所を訪れ、28日間に30回の調査を実施しました。直接観察できたのは7か所で、再観察を含む24回の遭遇を記録しました。地点ごとの最大数を集計すると、少なくとも75頭が確認されました。
サルが確認されたのはマングローブ林と川沿いの森だけで、多くの群れは互いに離れた森にいました。現地の聞き取り情報を加えると、存在が分かった場所は14か所でした。研究者は調査範囲内の生息地がまだらで、群れのつながりも乏しいと報告しています。
IUCN Red List of Threatened Species · 絶滅危惧(Endangered, EN) · 世界全体
IUCNレッドリストの2021年版世界評価では、テングザルは絶滅危惧(EN)で、個体数は減少傾向とされています。評価日は2015年11月21日です。評価では、過去3世代(36年)に個体数が70〜75%減り、狩猟と生息地の破壊が続くとしています。この評価には更新が必要と記載されています。