台湾の森林にすむサルで、木の上を主な生活場所としながら、地面でも食べ物を探します。
頭は丸く顔は平らで、小さな耳と頬袋、太く長い尾があります。背中は冬に灰褐色、夏にオリーブ色になり、腹側は灰白色です。
タイワンザルは、台湾島にいる唯一の非ヒト霊長類です。2023年の研究では、この島のマカクのゲノム草案が組み立てられ、約28億塩基が21本の染色体へ割り当てられました。近縁のアカゲザルのゲノムを参照し、断片を染色体ごとに並べています。
草案には23,462の転写開始点が注釈され、5,065個の配列断片が近縁のアカゲザルの染色体配置を手がかりに並べられました。マカク類との比較から、中国産アカゲザル亜種との分岐時期は約180万年前と推定されています。台湾の島の個体群を大陸の近縁種と比べるための資料が整いました。ゲノム草案によって、島に暮らす群れの遺伝情報を今後の研究で比較しやすくなりました。台湾固有の種です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
タイワンザルのゲノム草案は、台湾の個体群をほかのマカクと遺伝的に比べる参照資料です。染色体へ配置された約28億塩基の配列から、島の個体群を遺伝面から調べる基礎が整いました。今後の比較調査で使えるゲノム情報が公表されています。