灰色と白色の首と、ピンクがかった脚を持つツルです。
成鳥は首に灰色と白色の模様があり、顔に赤い部分があります。体は暗い灰色で、翼は銀色がかった灰色です。
ロシア南東部のムラヴィオフカ公園では、2011〜2012年にマナヅルの繁殖を調べました。2012年の産卵期間は25日間にわたりました。抱卵ではオスとメスが交代し、その交代は1日に平均7.3回でした。卵を温める期間は33〜35日で、巣ごとのふ化成功率は少なくとも56.3%でした。ふ化後にひなを抱くのはメスだけでした。
調査者は巣の位置をGPSで記録し、2012年4月4日から7月5日まで、親鳥の行動を観察しました。行動の種類や時間の使い方を比べると、卵を温める時期とひなを育てる時期で違いが見られました。ムラヴィオフカ公園はアムール地方にあり、ヨシやスゲが広がる湿地、森、農地が隣り合っています。春や秋の渡りの時期には、ほかのツルも立ち寄ります。
IUCNレッドリスト · 危急種(VU) · 世界全体(種レベル)
世界のIUCNレッドリストは、マナヅルを危急種(VU)とし、個体数の傾向を減少と評価しています。2018年の評価では、世界の成鳥個体数を3,700〜4,500羽と推定しました。繁殖地や越冬地の湿地の減少、狩猟、人が近くに来ること、巣の卵やひなが食べられること、農薬による汚染が脅威として挙げられています。日本では鹿児島県の出水平野に多くが集まって冬を過ごします。環境省によると、2006年推定で世界のマナヅルの約4割が出水で越冬しました。