ノドグロミドリアメリカムシクイは黄色い顔と緑の背を持つ小鳥です。繁殖期のオスはのどから胸の黒が目立ちますが、メスや若鳥では前面の黒が少なくなります。
成鳥オスは明るい黄色の顔と、のどから胸に広がる黒が目立ちます。メスや若鳥は色が淡く、前面の黒が少ない一方、白い翼帯が2本あります。
カナダ・アルバータ州のボリアル林で、ノドグロミドリアメリカムシクイの生息地点を25年間調べた研究があります。114地点の記録を動的占有モデルで分析すると、占有確率は1993年の0.67から2018年の0.284へ下がり、占有地点の推定数も77から32へ減りました。毎年の点カウントは複数回行われ、見落としの可能性もモデルに組み込まれています。
地震探査線や伐採地の縁から遠い場所ほど、いったん占有された地点に鳥が残る確率は高くなりました。一方、縁との距離は、鳥がいなかった地点を新たに使い始める確率には影響しませんでした。伐採後に若い林が育っても、25年間の調査では、縁に近い場所の継続率が低い傾向が残りました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アルバータ州の114地点では、地震探査線や伐採地の縁から遠い場所ほど占有の継続率が高く、25年後も差が見られました。成長した林の内側を保ち、線状の伐採跡や道路で生じる縁の影響を長期間調べることが、生息地の状態を把握する手掛かりになります。