ハナナガバンディクートは、オーストラリア東部の森林や低木地にすむ有袋類です。長い鼻で地面を探り、夜に昆虫などを掘り出して食べます。
灰褐色の毛、細長い鼻、先のとがった耳、短い尾が特徴です。
ハナナガバンディクートの出現と植生の関係を、豪州ニューサウスウェールズ州のブーデリー国立公園で調べた研究があります。研究者は2011年4月から5月に96地点へカメラを設置し、低木や小さな木、高い木の量と配置を記録しました。
解析では、小さな木の覆い方に細かなばらつきが多い地点ほど、このバンディクートがいる確率が高くなりました。小さな木が占める面積が多い場所では、その確率は低くなる傾向でした。周囲の広い範囲にある植生の種類数には、出現との関係が見られませんでした。96地点には森林、林地、低木地、荒れ地が含まれました。植生は一地点につき半径25メートルの範囲で測られ、小さな木は高さ4〜10メートルとして扱われました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
この公園の調査では、ハナナガバンディクートの出現は、小さな木の量だけでなく、地点内での配置のばらつきとも関係していました。周囲の植生タイプ数では同じ関係が見られず、細かな植生構造がこの地域の生息地評価に関わる指標となりました。