イベリアオナガはイベリア半島に分布するカラス科の鳥です。青い翼と尾、黒い頭が姿の目印です。
成鳥は青い長い尾と翼、灰褐色の背、淡い桃色を帯びた腹、白い喉、黒い頭頂部を持ちます。オスとメスで羽色に違いはありません。
イベリアオナガは、親鳥のほかに仲間がひなの世話を手伝うことがある協同繁殖の鳥です。この個体群では、繁殖つがいの約半数にひなの世話を手伝う鳥がいました。スペイン南西部の調査では、年齢の異なるひなを別の巣へ移し、親と手伝い鳥が世話を続ける期間や餌を運ぶ回数を比べました。実験をした28巣と、変化を加えない43巣の記録が使われました。
自分の巣のひなより若いひなを育てた親や手伝い鳥は、世話を続ける期間を延ばしました。年上のひなを育てる場合は世話の期間が短くなりました。餌を運ぶ回数は育児期間を短くしたときに増え、長くしたときに減りました。餌運びの変化は手伝い鳥より親鳥で大きく、繁殖成功への影響は確認されませんでした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
スペイン南西部のイベリアオナガでは、親鳥と手伝い鳥が若いひなの世話を長く続け、年上のひなの世話は早く終えました。餌を運ぶ回数の変化は、手伝い鳥より親鳥で大きくなりました。