Apodemus nigrus は、2019年に中国南東部の高山で記載されたクロネズミ属の一種です。研究では中国の標本を遺伝情報と形態の両方で比較し、既知の近縁種と区別しました。
背中は全体に黒く、細かな茶色が混じります。腹側は灰白色で背中との境目がはっきりし、耳や手足の周りも暗色と淡色の対比があります。尾は黒褐色で、頭から胴より少し長いと記録されています。
標本は標高約1,984〜2,130mの梵浄山と金仏山で採集されました。採集地には高山性の低木、シャクナゲ類、竹が多く、論文はこの高山環境を温帯種の避難地として論じています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。