体だけでなく尾にも白い斑点があるフクロネコの仲間です。
赤茶色の体と尾に、くっきりした白い斑点があります。オスは通常、メスより大きくなります。
オオフクロネコは、まとまった森林を使う動物と見られてきましたが、断片化した農地の風景にも姿を見せます。オーストラリア本土の調査では、誘引物を置いたカメラ42台を使い、開けた草地、草原のある林、乾燥した硬葉樹林、湿った硬葉樹林の4環境で活動と占有を調べました。カメラでは全ての環境で確認され、記録された活動量では乾燥した硬葉樹林と草地のある林が多く使われました。
ただし、その傾向は季節で変わり、占有モデルでは特定の環境を選ぶ明確な結果が出ませんでした。目立たない肉食動物は、カメラの記録、活動量、統計モデルのどれで見るかでも印象が変わります。この調査は一つの断片化した地域の観察です。著者らは獲物の量や季節行動も調べる必要を挙げており、結果を種全体の好みと決めつけてはいません。
オーストラリア環境保護・生物多様性保全法(EPBC法) · D. m. gracilis・本土南東部個体群:絶滅危惧(Endangered);タスマニア個体群:危急(Vulnerable) · オーストラリア(国の法令上の3つの分類単位)
オオフクロネコは、豪州のEPBC法の下で保全単位ごとに区分されています。国の復旧計画では、北東クイーンズランド州の亜種 D. m. gracilis と、本土南東部の D. m. maculatus 個体群が「絶滅危惧(Endangered)」、タスマニア個体群は「危急(Vulnerable)」とされています。計画は2016年版で、豪州東部に分布する本種の回復対策を扱います。これらは豪州法上の区分で、世界全体に一つのカテゴリーを付けたものではありません。2023年の本土調査では断片化した一地域で複数の植生を利用する姿が記録されましたが、その結果だけで各保全単位の状態や生息地の安全性を判断することはできません。