Eothenomys luojishanensisは、中国四川省南西部の螺髻山高地にすむハタネズミです。夏毛は背中が茶黒色、腹側が淡く、体側で色が急に切り替わります。
夏毛は首から腰まで茶黒色で、背中は細くビロード状の毛に覆われます。背の毛は約10 mm、腹の毛は根元が灰黒色、先端が黄褐色で、一部の標本では先端が黄白色です。背側と腹側の色は体側で急に切り替わり、尾は表裏ともほぼ灰黒色です。口の左右には約20本ずつのひげがあり、白色と黒灰色がほぼ半数ずつで、長さは約4–25 mmです。記載では頭胴長は通常95 mmを超え、平均103 mm、後足は17–18 mmでした。おとなメスの模式標本は頭胴長108 mm、尾長55 mm、後足18 mm、耳13 mm、体重30 gでした。
模式標本は螺髻山自然保護区の標高3,680 mで、原生のモミ林から捕獲されました。原記載の生息環境は標高3,000 mを超えるツツジ属の低木地で、まばらなモミが混じります。ツツジ属の低木は高さ2–3 m・被度50%、モミは高さ6–7 m・被度20%で、林床には厚さ約10 cmの腐植土と被度約80%のコケがありました。繁殖は5月下旬に始まり、同時期に調べたおとなオスの約50%で精巣下降が記録され、おとなメスの妊娠率は非常に低いとされました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。