ほお袋で植物や穀物を運び、地下の貯蔵場所に蓄える野生のハムスターです。
成獣の背は薄茶色から灰色、腹は濃い色で、頭と肩には白い斑があります。
フランス・アルザス地方の実験では、32頭のメスに小麦、小麦と大豆、菜種とソラマメ、トウモロコシとラブラインゲンマメの四種類の食事を与えました。冬の休眠行動は作物の栄養比より食べたエネルギー量と強く結び付き、油分の多い食事の群では繁殖前の体重が高くなりました。冬眠の開始日と終わる日には、食事による差がありませんでした。
半自然環境の囲いでは、豆類と油糧作物を合わせた群のメスが、小麦だけ、またはトウモロコシと豆の群より約二倍多くの子を育てました。子の成長も速くなりました。一方、小麦区でも野草や無脊椎動物を食べられ、すべての母親が子を育てています。畑に植えた作物とそこに生える食べ物が、ともにハムスターの暮らしを支えることが示されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アルザス地方の半自然囲いでは、豆類と油糧作物を組み合わせた群で繁殖出力が高まり、子の成長も速くなりました。研究者は農地の保全策に作物の組み合わせを活用できる可能性を示しています。これは飼育施設で得た結果で、野外個体群の回復や生存率は測っていません。世界全体の保全区分・評価日・個体数動向は確認できていません。