シラガホオジロはオスの白い頭と赤褐色が目立つホオジロ類です。アジアには離れた繁殖域があり、亜種によって渡り方が異なります。
繁殖期のオスは白い頭頂と頬、黒っぽい額、栗色の喉が目立ちます。メスの頭の模様は控えめです。
ロシア西シベリアのオムスク州で、ホオジロ類の分布を調べました。2019年6~7月に森林ステップの15地点で20回の鳥類調査を行い、計120kmを歩きました。森林ステップには草原の間にカバの林や湿地が点在し、シラガホオジロはカバ林で確認される繁殖・渡り鳥として記録されています。調査はオムスク地区とマリャノフスキー地区で行われ、どちらも州南部の森林ステップです。
春の初認記録を1996~2018年で比べると、南部では3月末から4月初めに到着し、北部では約2週間遅れていました。年による到着時期の違いには、春の天候が関わるとされています。州内の記録でも、到着時期は地域で異なり、年ごとに大きく前後しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
カバ林を含む森林ステップを調べ、シラガホオジロが使う生息環境を地域ごとに保全することが大切です。