オリーブコロブスは小柄なコロブスで、オリーブ色の背と灰色の腹をもち、西アフリカの雨林の低い層で暮らします。
背の毛はオリーブ色に茶色が混じり、腹側は灰色です。頭頂には小さな毛の冠があり、親指はとても小さいです。
ガーナのカクム保全地域では、伐採で餌資源が減った森林に暮らす4種のサルが調べられました。12か月にわたる観察で、研究者は花・果実・種子と、サルが樹冠の上・中・下のどこで採食したかを比べました。調査は2016年3月から2017年4月まで続きました。地域内の24調査区を使い、餌の種類と採食場所を比べました。
オリーブコロブスでは果実、クロシロコロブスでは種子が、それぞれ他種と区別される食物でした。雨季は上部の樹冠や花・果実、乾季は中ほどの樹冠や種子が多く選ばれました。森林の中心・内側・周辺でも、採食場所や餌の選び方に違いがあり、研究者は森林状態の変化が資源の分け合いに関係すると報告しています。低・中・高の樹冠の使い分けも、種を区別する特徴でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
調査対象の森林では伐採により採食資源が縮小していました。著者らは、種ごとに異なる餌と高さの利用、雨季・乾季や森林区域による選択の変化を踏まえ、カクムで森林再生を促す厳格な保全策が必要だと結論づけています。