白黒の羽をもち、キプロスだけで繁殖する小鳥です。冬はアフリカへ渡ります。
白黒の羽色が特徴です。秋には、羽の色がくすんだ色合いへ変わります。
キプロスサバクヒタキは、キプロス島だけで繁殖する渡り鳥です。冬には東アフリカで過ごします。研究者はトロードス国立森林公園で、2010年から2013年まで45〜69組の足環付きのつがいを追跡しました。春から夏の繁殖期に、足環の色の組み合わせで個体を見分けました。毎年同じ場所に戻ったか、繁殖地を移したかを記録して、生存率を調べています。
同じ繁殖地で再び確認されるか、別の場所で繁殖するかを分けて記録し、生存率を推定しました。調査地では生存率が高い一方、年ごとの差が大きく、オスとメスで帰還の記録にも違いがありました。繁殖地への再訪と場所の移動の両方を追った記録が、渡り鳥の一年を通じた暮らしを捉えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
トロードスの標識個体では生存率が高い一方、年による変動が大きく、繁殖地の再訪と移動の記録が生存率の推定に使われました。著者らは、渡りの途中や東アフリカの越冬地での条件が、年ごとの個体群変化に関わる可能性を論じています。