オーストラリアに広くすむオウムの仲間です。顔や胸の桃色と、翼や背中の灰色が目立ちます。
頭の冠羽は淡い桃色です。オーストラリア西部の鳥は、ほかの地域より淡い羽色をしています。
モモイロインコはふつう木のうろで子育てしますが、キャンベラ郊外で観察されたつがいは、自らユーカリの幹に巣穴を掘りました。サンダースらの2026年報告では、作業は2024年5月に始まり、15か月ほど続き、深さ64cmの巣穴ができました。底は長さ27.2cm、最も狭い幅13.8cmでした。掘っている間にフクロギツネが何度か巣穴を使い、住人が追い出すと、つがいは作業を再開しました。
巣には4個の卵が産まれ、3羽が孵化し、2025年11月に1羽が巣立ちました。著者らは、広葉樹に巣穴を一から掘ったインコ・オウム類の初記録としています。これは一つのつがいの事例で、巣穴を掘る行動と人によるフクロギツネの排除が同じ繁殖過程で観察されました。
IUCN Red List of Threatened Species · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体
IUCNレッドリストでは、モモイロインコは世界全体で低懸念(Least Concern, LC)に分類されています。BirdLife Internationalによる評価日は2018年8月7日です。