Hylomys macarongは、ベトナム南部にすむ、ハリネズミに近い小型哺乳類です。ダラット・ダクラク高原と周辺低地で、森林や草地の縁などから標本が得られています。
記載では、オスの胸にさび色の毛が出るとされます。採集時期から春夏の特徴である可能性が示されましたが、4月採集や冬と推定された標本にはこの色がありませんでした。
この動物はベトナム南部に暮らし、九月中旬から十月中旬には幼いものも採れています。幼いメスとおとなのオスが、二日続けて同じ罠にかかった例があります。また、別の幼いメス二頭は、二日続けて三メートル離れた場所で採れました。
2023年に原稿を公表した研究者は、米国の国立自然史博物館に残る採集者の野帳から、これらの位置と日付を読み取りました。幼いメスとおとなのオスは二日続けて同じ罠で得られ、幼いメス二頭も二日続けて近くの罠にかかっています。採集にはバナナとキャッサバを餌にした罠が使われました。体や頭骨を保存した標本だけでなく、どこでいつ得られたかという短い書き付けも、小さな動物が訪れた地点の近さと、それぞれの採集日を伝えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
種を記載した研究者は、生息地の劣化にどの程度耐えられるかを調べる必要があると提案しています。ブーザーマップとカッティエンの国立公園には記録があり、ほかの保護区にも生息するかを調べることが保全上の課題として挙げられました。