尾を頻繁に上下させるのが目印のムシクイです。東部型は黄色みが強く、西部型は全体に淡い色をしています。
成鳥は黄色い下尾筒を持ち、東部型は下面が鮮やかな黄色、西部型はより淡く褐色がかります。
ヤシアメリカムシクイは、春に北米を移動する小型の鳥です。ウィスコンシン州フォート・マッコイのオーク林で、2009年と2010年の春に到着時期や採食行動が観察されました。研究者は61か所の観察点で鳥を数え、244本のカシの開花や葉の展開を追いました。2010年は2009年より約8度暖かく、カシの季節変化は約1か月早まりました。
温暖だった2010年、ヤシアメリカムシクイは調査地に約2週間早く到着しましたが、観察数は2009年より26%少なくなりました。研究者は鳥の到着と、カシの開花・芽吹き、枝での採食を比べています。二つの春の記録から、渡り鳥と食べものになる昆虫、樹木の季節変化の重なりを調べました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
フォート・マッコイでは、温暖な2010年にカシの花や葉が約30日早く現れ、ヤシアメリカムシクイの到着は約14日早まりました。鳥の到着時には食物となる昆虫の多い時期が過ぎていた可能性があり、調査地で季節変化と渡りのずれが記録されました。