エトロフウミスズメはベーリング海の岩だらけの島で繁殖し、海中を潜って甲殻類などを捕らえます。
上半身は濃い灰色で、下半身は褐色がかった灰色です。前に巻く飾り羽と冠羽が目立ち、オスの冠羽はメスより長い傾向があります。
エトロフウミスズメはアリューシャン列島の岩場で繁殖し、ひなを育てた後に海上を移動します。Heather Majorらは2011~2015年、アリューシャン列島西部のブルディル島とガレロイ島で繁殖する個体に位置記録装置を取り付け、一年を通した移動を調べました。記録が得られた個体は秋に北へ向かい、ベーリング海やチュクチ海を利用しました。
冬には、記録が得られた個体の95パーセントが千島列島の近くへ移動し、残りの5パーセントはアラスカ沿岸やアリューシャン列島東部で冬を過ごしました。鳥たちは4月中旬までに繁殖島へ戻りました。二つの島で得られた記録から、繁殖後に北の海を通り、冬の海域へ向かう三角形の移動経路が示されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二つのアリューシャン列島の繁殖地から移動した個体のうち、再捕獲して記録を回収できた鳥の95パーセントは冬に千島列島近くを利用しました。