コルシカノウサギは中部・南部イタリアとシチリアに自然分布するノウサギです。コルシカ島の個体群は持ち込まれたものとされます。
首や肩、腰の毛は赤みがあり、背中は灰黒色、腹は白色です。耳の先は黒く、ヨーロッパノウサギより赤みが目立ちます。
コルシカノウサギは、イタリア中南部とシチリア島に分布する固有種です。2015年から2019年にかけて中央・南部イタリアの複数地域でふんを集め、DNAから食べた植物を調べました。食べものの分析には101試料が使われ、植物は62科に分けて記録されました。
年間を通じた植物DNA記録では、ブナ科、マメ科、イネ科、バラ科、ナス科の五つが全体の約90%を占めました。春夏はマメ科、秋冬はブナ科が最も多く、食べた植物の種類も春夏のほうが豊富でした。研究者はDNAで確認した759地点の分布記録から、イタリア半島で生息に向く環境の地図も作りました。モデルでは、中央アペニン山地の適地が連続し、南部や沿岸部では点在していました。モデルでは、中央アペニン山地の適地が連続し、南部や沿岸部では点在していました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
同じ地域に分布するヨーロッパノウサギと比べると、二種の生息に関係する環境要因には共通点がありました。一方、標高の使い方には二種の間ではっきりした違いが示されました。