乾いた草原や半砂漠にすむ大型のハヤブサで、羽色には幅があります。
上面は茶色から砂色まで幅があり、下面には縦じまや斑点が見られます。
巣場所が限られるモンゴル中央部では、ワキスジハヤブサが設置された人工巣で繁殖します。5,000個の人工巣は31の区域に広がり、2013年から2015年まで年平均602つがいが繁殖し、約1,735羽のひなが巣立ったと推定されました。巣箱の配置範囲は約9,363平方キロでした。
繁殖つがいの密度は、前年の植物量が多い場所ほど高く、産卵も早く、巣立ちびなも多い傾向でした。繁殖前の暖かく乾いた気候は早い産卵と結びつき、繁殖期の暖かさは巣立ち成功と関係しました。小型哺乳類が食事に占める割合も繁殖成績と結びつきます。小型哺乳類が多い場所では、つがい数や産卵時期、一腹の卵数、巣立ちまでの巣の生存率も高くなりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
モンゴル中央部では、巣場所の少ない地域に人工巣を置き、ワキスジハヤブサの繁殖を支えています。植物量、気候、小型哺乳類の利用と繁殖状況を合わせて見る順応的な管理が提案されています。