マダガスカル南部などにすむキツネザルです。白黒の輪の模様がある長い尾で見分けられます。
顔は白く、目のまわりや鼻は黒い色です。尾は体より長く、先まで輪の模様が続きます。
ワオキツネザルの長い尾は、仲間と一緒に移動するときに高く上がります。白黒の模様を持つ尾が、群れの中で仲間の場所を示す合図になります。マダガスカル南部などの乾いた森や低木の茂みで、地面を歩く時間も多く、群れで食べ物を探しながら暮らします。
声や姿に加え、においも交流に使います。オスは手首や肩の腺から出るにおいを尾につけ、相手へ振る争いをします。枝などににおいを残す行動もあり、同じ場所を使う仲間に情報を届けます。メスが優位な群れの中で、毛づくろいも個体同士のつながりを支えています。
森が畑や放牧地に変わること、木炭を作るために木が切られることは、生息地を小さく分けます。食肉やペットのための捕獲も脅威です。群れが暮らす森と、その周りで土地を使う人の営みが関わり、餌の木や休む場所を残すことが保全の課題になっています。
IUCNレッドリスト(Lemur Conservation Foundation掲載) · 絶滅の危険が高い(EN) · 世界
農地や放牧地への転換、木炭の生産による森林の減少と分断、食肉やペットを目的とする捕獲が脅威です。南部マダガスカルでは、干ばつが餌となる植物などへ及ぼす影響も課題です。