背中に細い濃い筋が通る小型のハムスターで、乾いた草原や砂漠にすみます。
短く柔らかな毛は背が茶色、腹側が淡い色で、細い濃色の筋が耳の間から尾まで通ります。毛色には地域差があります。
キャンベルハムスターの野外観察では、食べ物を探す舞台は地面だけではないようです。トゥヴァのテレ・ホリ湖周辺と、モンゴルのバヤン・ウンジュル近くの乾燥草原で、低木のそばを飛ぶチョウを追い、葉に止まったバッタ類を捕らえる姿が報告されました。草原の小さな住人が、枝葉の間も食卓にしていたのです。
もう一つの観察は、土を掘る動きです。研究者は、甲虫の幼虫を掘り出して食べる様子も記しました。空を飛ぶチョウ、葉に止まるバッタ、土中の幼虫と、異なる場所にいる餌が登場します。草の上から土の中まで探す姿が浮かびます。著者ら自身、野外での記録はまだ断片的だとしていますが、種子を中心に食べるハムスターにも、草原で虫を探す一面があると伝わります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
トゥヴァのテレ・ホリ湖周辺とモンゴルのバヤン・ウンジュル近くの乾燥草原で、本種の野外観察が報告されています。低木の周りや地面で餌を探す行動は、この地域の草原環境を生息地として考える手掛かりになります。世界全体の保全区分、評価日、個体数の傾向は確認できていません。