光沢のある黒い羽、黄色いくちばし、赤い足が目印です。トリグラウ国立公園では、樹木限界より上の山地に暮らし、冬は谷の集落に下ります。
羽は光沢のある黒色で、くちばしは黄色、足は赤色です。
キバシガラスは、アルプスの高地に一年を通して暮らすカラス科の鳥です。フランスのモンブラン山地で、研究者は27年間にわたる記録を使い、季節ごとの生存と年齢、性別、気象との関係を調べました。三つの調査地で得た捕獲・再確認記録は計9,160回にのぼります。夏の調査地は標高2,400〜2,700メートルでした。
分析では、春が成鳥のメスにとって重要な季節でしたが、オスには同じ傾向が見られませんでした。冬と春を合わせた平均気温が−8〜−6℃だった年のメスの死亡率は、−12〜−10℃だった年のおよそ2倍でした。成鳥メスの年生存率は0.85、オスは0.89、一年目はメス0.58、オス0.72と推定されました。成鳥は夏より冬の生存率が高い結果でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
冬と春を合わせた気温が高い年ほど、春における成鳥メスの生存率が低い関係が示されました。研究者はメスが調査地の外へ移動した可能性も挙げ、死亡と移動を分けて考えています。