長い手足とつかめる尾を使って森林の樹冠を移動する大型のサルです。ブラジル東部の大西洋岸森林に限られて分布します。
長い手足とつかめる尾を持ち、腹部は大きく丸みがあります。毛は厚く、明るい茶色から金色の色合いです。
ブラジルの大西洋岸森林にすむキタムリキは、記録が点在し、分布の境界にも不明な部分があります。研究者は文献、博物館標本、現地調査から58地点を集め、近接して偏った記録を整理して43地点をモデルに使いました。気候や標高の条件と記録地点を照らし合わせ、どの地域が生息に適するかを地図にしました。
モデルが示した過去の分布域のうち、森林として残る面積は約7.6%でした。森林の断片の中には、まだ調査されていないキタムリキの集団がいる可能性のある場所も見つかりました。モデルが推定した分布と、現在残る森林の位置を重ねて比較しました。記録のある地点だけでなく、周囲の環境と森のつながりを合わせて考えることで、次に調べる場所をしぼる手がかりが得られます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
過去の分布域に残る森林断片の中から、未確認の群れがいる可能性のある地域がモデルで示されました。北部キタムリキの推定歴史分布域では、森林は7.6%が残る結果でした。