オスの体色が年齢とともに濃くなる、草原のウシの仲間です。
オスの背や脇は濃い茶色で、メスは黄みのある色です。腹や目の周りは白く、オスにはらせん状の角があります。
ブラックバックは、成熟したオスの黒い背、白い腹、ねじれた角が目を引く、インドの草原に暮らすレイヨウです。2025年の研究では、インド10地域の個体からふんを採取し、腸内細菌の構成を比べました。採取は動物を捕まえずに行われました。調べた範囲では、個体の遺伝的多様性は、腸内細菌の多様さや個体間の違いと強く結びついており、気温や降水量などの環境より全体として重要でした。
人の集落までの距離や、人の影響を受けた土地の割合も関係していました。遺伝的に近いブラックバックどうしでは、腸内細菌の構成も似る傾向がありました。研究者は、草原を守るだけでなく、個体群に保たれる遺伝的多様性にも目を向けるよう提案しています。
IUCNレッドリスト(Mammal Diversity Database種ページの表示) · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(Antilope cervicapra)
ブラックバックは、Mammal Diversity Databaseの種別欄でIUCN世界カテゴリーが低懸念(LC)とされています。これは世界全体の評価で、個々の地域の状態を示すものではありません。2025年のインド10地域の研究では、腸内細菌の構成が個体の遺伝的多様性と強く関連し、人の集落までの距離や土地利用との関連も報告されました。研究者は、生息環境だけでなく個体群の遺伝的多様性も保全で考慮するよう提案しています。ただし、この研究は観察に基づき、腸内細菌が健康や生存を高めること、また特定の保全策が効果を上げることを検証していません。