頭から肩へ流れる白い毛が特徴の、コロンビア北西部に暮らす小さなサルです。
額から首の後ろに長い白い毛が伸び、背中は褐色です。
飼育下のワタボウシタマリンは、仲間と動きを合わせて食べ物を取り出すことができます。片方が取っ手を引いたまま待ち、もう片方が反対側を引くことで、二頭とも食べ物を得る行動が見られます。
二〇〇五年に発表された研究では、米国のウィスコンシン大学で、三年以上一緒に暮らす、血縁のないオスとメスの四組を調べました。透明な箱には左右の取っ手があり、両方を同時に引き出すと、それぞれの側に食べ物が落ちます。事前に取っ手の引き方や抵抗に慣れる練習をしたあと、四組は平均で約九七%の試行に成功しました。
二頭は、引く時間をずらしながら成功させることもありました。一頭が先に引き、少なくとも一秒間その位置を保ち、相手が引くまで待つやり方も現れています。初めから効率の高かった一組を除く三組では、後半の試行ほど、この引いたまま待つ動きによって食べ物を得る割合が増えました。相手の動きに、自分の引き方を重ねていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
コロンビアでは、ペットにするための捕獲と、牧場・農地・市街地への森林の転換が脅威です。保全団体プロジェクト・ティティは、森を守り、再生し、分断された森をつなぐ活動を進めています。支援団体WCNの報告では、二〇二五年に四〇ヘクタールを超える土地の再生のため、現地の樹木の苗を一万六〇〇〇本以上植えました。農家には資材や研修を提供し、その土地の一部をサルのための森として守る協定も結んでいます。