コドコドはチリ中部から南部とアルゼンチン南西部の森林にすむ小型の野生ネコです。木登りが得意で、主に一頭で行動します。
黄褐色の毛に丸い黒い斑点があり、顔には黒い筋、太い尾には輪の模様があります。
2024年5月21日、チリ北部コキンボ州のウエンテラウケンで、カメラトラップがコドコドを撮影しました。場所はチョアパ川南岸の在来林で、近くに農地があり、ラムサール条約湿地ラス・サリナス・デ・ウエンテラウケンから約300メートルです。この沿岸部では、それまで本種の記録がありませんでした。
見つかったのは、チリ中北部に分布する亜種L. g. tigrilloです。この記録によって、知られていた分布の北端は約43キロ延びました。コドコドはチリとアルゼンチンに分布し、アメリカ大陸で最も小さい野生ネコです。それ以前の分布北端の集団は、遺伝的に独自で、他集団から隔離されていると報告されています。 チリ北部では葉の硬い木が茂る森や地中海性の低木林も生息地です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の脅威として、生息地の減少や分断、人による迫害が挙げられています。今回の記録は、ラムサール湿地の近くにある在来林で得られたため、沿岸地域の森や湿地を含む景観に、コドコドが現れることを示す保全上の手掛かりです。