とがった翼と長い尾をもち、空中で同じ位置にとどまる飛び方が得意なハヤブサの仲間です。英国では草地や農地、都市の空き地にもすみます。
オスの頭と尾の上面は灰色で、尾の先には黒い帯があります。メスは全体に褐色が強く、尾に何本も横じまがあります。
チョウゲンボウは草地で地上の獲物を探します。英国北東部の6地点で繁殖する7組を、2006〜08年に計470時間観察した研究では、観察者が決まった見晴らし場所から狩りの試みを記録し、各環境が使える広さと比べました。刈ってから2週間以内で草丈5cm以下の場所は採餌範囲の平均3.5%を占めるだけでしたが、利用可能な面積を考慮すると最も強く選ばれました。
獲物を記録できた6組では、刈った草地で哺乳類は無脊椎動物の約4.4倍、刈られていない草地では約1.7倍でした。著者は、獲物がすみやすい長い草地と、獲物を見つけやすい短い草地を近くに保つ農地管理を提案しています。林内の狩りは見えにくく、観察記録が少なくなった可能性も指摘されています。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
世界規模では、IUCNレッドリストの2021年評価で低懸念(LC)とされました。評価日は2021年8月10日で、成熟個体数は430万〜670万羽、個体群は減少傾向と見積もられています。
英国では、BTOの英国鳥類保全評価でAmberに分類されています。英国政府が2026年に公表した統計では、繁殖個体群は1970年の水準より51%低く、直近5年(2019〜2024年)は大きな変化がないとされています。