キノボリセンザンコウは、中央アフリカの熱帯林にすむ、木に登るセンザンコウです。アリやシロアリを食べます。
体の大部分は重なった鱗でおおわれ、顔や腹には柔らかな毛があります。体より長い尾は枝をつかむ助けになります。
キノボリセンザンコウは木にも地上にも移動するため、地面だけを向くカメラでは通過を見落とすことがあります。カメルーンの二つの森林保護区で行われた調査は、地面を見る配置と、倒木の上面へ向ける配置を比べました。後者は、木の上を通る個体の行動に合わせた工夫です。
調査では、倒木向きのカメラの検出確率が地面向きの配置の二倍を超え、1,200カメラ日未満で100件を記録しました。これは森にいる頭数が増えたという意味ではなく、調査方法で見つけやすさが変わるという結果です。保護区の監視では、動物の通り道を反映したカメラ配置が、限られた調査時間を有効に使う助けになります。研究では45台のカメラを使い、雨季と乾季の両方で配置を比べました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二つの保護区での比較では、倒木に沿うカメラ配置が地面向きより検出に有効でした。保護地域での監視計画にこの配置を加え、地域ごとの記録を継続的に蓄積することが、個体の利用場所を把握する助けになります。