ヨーロッパヤマネコはヨーロッパの森を中心に暮らす野生のネコです。ネズミやハタネズミをよく狩ります。
冬毛は厚く長く、灰褐色の毛に頭・首・脚の黒い縞と背の黒い線があります。太く先の丸い尾には黒い輪があります。
ギリシャ北部の湖の近くで、研究者はヨーロッパヤマネコ5頭(オス2頭、メス3頭)にGPS機器を付け、秋から初夏まで位置を追いました。体の動きを測る計器は5頭のうち4頭で使いました。5頭は畑、林、川沿いの森、湿地が混ざる低地を利用しました。ふだん動き回る範囲は、メスで0.94〜3.08平方キロ、オスで1.22〜4.43平方キロでした。
オスは主に夜と朝夕に活動し、メスは季節によって昼にも活動する日がありました。開けた場所と林の間で活動量に明確な差は見られませんでした。休む場所には林の小さな区画や生け垣が含まれていました。活動計が動いた4頭の記録で、時間帯ごとの活動も比べました。畑、湿地、川沿いの森が混ざる低地も、ヨーロッパヤマネコの生息環境になっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ギリシャ北部の湖周辺では、ヨーロッパヤマネコが畑、湿地、川沿いの森、小さな林が混ざる低地を利用していました。林や生け垣と農地がつながる環境を保全計画に含めることが、地域の生息場所を支える助けになります。