飛ぶと翼のピンク色が見える、水田や湿地を利用する鳥です。
翼や尾に、オレンジがかったピンク色の羽があります。繁殖期には頭から背中にかけて暗い色になります。
トキは、田んぼや水路でドジョウ、カエル、ミミズなどを食べ、繁殖期には木の上の巣と餌場を行き来します。佐渡の野生復帰では、鳥を増やす取組とともに、この食べ物のある水辺を整えてきました。田んぼは米を育てる場所であり、トキの餌になる小さな生き物のすみかでもあります。
小佐渡東部地区の取組では、冬にも田に水を残したり、田の水を抜く時期にも水が残る溝を作ったりしています。農薬や化学肥料を減らし、水路と農地のつながりを整え、ねぐらや巣を作る木のある森も手入れします。季節を通じて餌を探せる場所を作る工夫です。
環境省の2026年の資料は、佐渡で使われなくなる水田の増加や、巣を作る場所への集中を課題に挙げています。水辺と森を利用する暮らしを保つには、田んぼを使い続ける人の営みや、巣を作れる場所の広がりも関わっています。鳥と周りの土地を一緒に守る取組です。
環境省 第5次レッドリスト · 絶滅危惧ⅠB類(EN) · 日本
佐渡では、水田の利用がやめられることや、巣を作る林に鳥が集中することが課題です。水の残る田や溝を整え、水路と森も手入れする生息環境づくりが進められてきました。