キタイワトビペンギンは、ミナミイワトビペンギンとは別種のペンギンです。南大西洋と南インド洋の限られた島々で繁殖します。
目の上に黄色い飾り羽が伸び、岩場を跳びながら移動します。
キタイワトビペンギンは南大洋に広がるイワトビペンギン類の一種です。研究者は海面水温の上昇が生息域に及ぼす影響を調べるため、海洋循環の異なる気候モデルを使いました。種ごとに分布域、すむ環境の幅、個体数や増減、集団間のつながりを組み合わせ、温暖化への感受性を0〜10の指数で評価しました。
キタイワトビペンギン全体の指数は7で、インド洋側の集団は7、大西洋側は6でした。各項目の評価は0〜2点で、情報が足りない場合は一部の値を推定しました。研究者は海面水温の変化が自然の変動幅を超える時期も予測し、4種類の気候モデルと2つの排出シナリオを比較しました。予測の違いは排出シナリオ間よりモデル間のほうが大きく、著者らは気候の不確実さの中で観察を優先する対象に挙げました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
通常の気候見通しでは、キタイワトビペンギンのインド洋側と大西洋側の集団は中程度の温度上昇にさらされます。高温化を強く見積もるモデルでは両集団の相対的な脆弱性が高まり、著者らは気候の不確実さの中で観察を優先する対象に挙げました。