ゴシキノジコは、繁殖期に米国中南部と南東部の沿岸部に分布する小鳥です。渡りや越冬の時期には種子を探して食べます。
成鳥のオスは青い頭、赤い胸、緑の背、黄色い腹をもちます。メスと若鳥は明るい緑色で、目の周りが淡色です。
ゴシキノジコの中西部繁殖個体群は、繁殖後にアメリカ南西部とメキシコ北西部で換羽し、その後メキシコ南部や中央アメリカで冬を過ごします。Ethan Linckらは、自然史博物館に保管された標本の採集地と採集月を使い、換羽地と越冬地にあたる範囲の分布変化を12か月にわたって調べました。地域ごとの記録数は、採集のされやすさを補正した指数に直して比べています。
分析では、メキシコと中央アメリカの各地域で月ごとの記録数が変化し、鳥たちが非繁殖期の範囲を大きく環状に移動する様子が示されました。標本記録の指数は、衛星画像から得た植物生産の高い地域とも偏りなくは分布していませんでした。博物館の記録を季節ごとに整理することで、個体を追跡せずにこの個体群の渡りの動きを推定した研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
メキシコと中央アメリカの標本記録を月別に比べると、ゴシキノジコの中西部繁殖個体群は非繁殖期に分布を移し、植物生産の高い地域と標本数の偏りのない関連を示しました。